卒業・就職祝いのはがき(手紙)書き方・文例
「卒業・就職祝いのはがき」(手紙)とは、友人、親戚のお子さんや、親しくしている方のお子さんが、
高校・大学を卒業して、就職が決まった際に、その喜びとお祝いの気持ちを伝えるものです。
こちらは、身内内でのお祝い事となりますが、地方によって違うこともあるのでご注意ください。
小学校(中学校)の卒業は、また入学式があるので特別お祝いする必要はありません。
ポイント!
高校、大学を卒業して、就職が決まった場合は「就職祝い」として送るようにします。
もしも、高校を卒業しても浪人して大学を目指すという場合や、まだ進路が決まっていない場合は、
「卒業祝い」として送るようにします。
贈りものをする場合、現金や図書カードなどが多いようですが、いくらくらいが妥当な金額なのか悩むところですね。
参考までに目安の金額をご紹介しましょう。
◆金額の目安◆
・両親から子どもへ贈る場合・・・・・・・・・・1万円程度
・祖父母から孫へ贈る場合・・・・・・・・・・・1万円程度
・親類から甥や姪等に贈る場合・・・・・・・1万円程度
・友人、知人から送る場合・・・・・・・・・・・・5千円程度
最近では商品券を贈り、本人の好きなものを買ってもらうというスタイルが多いようですよ。
◆水引の種類◆
・紅白の蝶結び
表書きは「祝ご卒業」「就職御祝」「賀社会人」とします。
◆贈る時期◆
3月末までに贈るようにしましょう。
【卒業・就職祝いのはがき文例】
(本人の親への卒業・就職祝い文例)
拝啓
春風の心地よい季節となりました。ご無沙汰申し上げておりますが、皆様にはお変りなくお元気でお過ごしのことと存じます。
さて、今春、ご子息様には大学ご卒業に加え、めでたくご就職もお決まりとのこと、二重のお祝いを申し上げます。
ご本人はもとより、二十余年にわたり、ひたすらご成長を念じ、この日を待たれましたご両親様のお喜びはさぞかしとご推察申し上げます。
前途洋々たるご子息様のご将来がお楽しみなことでございましょう。
必ずやご両親様のご期待にたがわぬご活躍をなされることと存じます。
乱筆乱文にて恐縮にございますが、まずはお祝い申し上げます。
皆様のご多幸を祈り上げます。
敬具
(本人(男性)への卒業・就職祝い文例)
○○君、卒業おめでとう。
また、就職も決まったそうで、まったくめでたいことこの上ないといったところですね。
お父さんとお母さんも、さぞ喜んでいるでしょう。
私も自分のことのように嬉しく思っていますよ。
四月からは、いよいよ社会人となりますが、就職先は望み通りの業界だと聞きました。
自分の好きな仕事に打ち込めることは、これ以上にない幸せですね。
しかし、実社会には、学生時代とは異なる困難が待ち受けていることも確かです。
その困難にくじけず、乗り越えていってくださいね。
陰ながら奮闘を期待しています。
○○君、卒業おめでとう。心よりお祝い申し上げます。
春からは御家業を手伝われるとのこと。
夏に会った時には、就職のことで悩んでいましたね。
いろいろ考えた末に、ご両親の意をくんで決意されたことだと思います。
ご両親もきっと、一人息子のあなたが、一日も早くご家業を継いでくれることを望んでいたはずです。
お父さんも、お母さんも、どれだけ喜ばれたことでしょう。
これからは、あなたの優しさと持ち前の根性で、ご両親とともにご家業を立派に盛りたてていかれることと思います。肩の力を抜いて、ほどほどに頑張ってくださいね。
時には息抜きも必要ですよ。
御祝に何がいいか迷いましたが、好きなものでも買ってもらいたいと思い、現金を送りました。
好きに使ってくださいね。
まずは、卒業のお祝いまで。
(本人(女性)への卒業・就職祝い文例)
○○さん、いよいよ大学卒業ですね。本当におめでとう。
社会人となる心境はいかがですか。
きっと希望と不安とでいっぱいでしょうね。
でも、失敗を恐れず何事にも果敢に挑戦していってくださいね。
存分にあなたの力を発揮して頑張ってくださいね。
ご両親にもよろしくね。