贈答の手紙・文例(お中元・お歳暮)
贈答の手紙とは、お中元やお歳暮などプレゼントを贈る時に出す手紙のことです。
贈り状のポイント!
①贈り物をする理由を、相手に誤解を招かないように十分に心をこめて説明する。
②食料品などを送る場合は、発送日と品名を明記しましょう。
③お中元、お歳暮の場合、手紙を添えるとより丁重となります。
④贈り物をする時に、あまりもったいぶらないようにしましょう。
⑤地方の名産品など、相手になじみのないものの場合は、食べ方、調理法などを説明すると親切です。
⑥送状は、品物よりも遅くつかないよう、品物と同時に発送するか、早めに出すことが大切です。
実際にどういう風に書いたらいいのか、
文例を参考に自分の言葉で書いてみましょう。
文例をそのまま使っても大丈夫です。
【一般的なお中元の贈り状文例】
拝啓 日に日に暑さがつのってまいりますが、皆様にはお障りなくご健勝にお過ごしでいらっしゃいますでしょうか。おかげ様で私どもは皆元気に過ごしております。子どもたちがあまりに元気すぎますので、夏休みに入ったばかりだと申しますのに、私はすっかり疲れてしまって、先が思いやられるほどです。
平素はいろいろとお世話になり、厚く御礼申し上げます。本日、お中元のしるしまでに心ばかりの品をお送りいたしましたので、なにとぞご笑納くださいますようお願い申し上げます。
いよいよ本格的な暑さに向かいます折、どうぞお体大切にされ皆様お揃いでお元気にお過ごしなさいますようお祈りいたします。
まずは右、お中元のご挨拶まで。
敬具
【両親へお中元を贈る場合の贈り状文例】
暑い日が続きますが、その後いかがでしょうか。お母様が夏風邪をひかれたと伺い心配いたしております。
こちらは相変わらず皆元気でやっております。どうぞご安心ください。
今日、家族で買い物に出かけそのついでと言ってはなんですが、お父さんの好きなお酒を送りいたしました。ほんのお中元のしるしですから、お気兼ねなくお受け取りください。
このお盆には、やはり主人の仕事の都合がつかないようで、どうしても帰れそうにございません。親不孝をお許しください。
暑さはこれからが本番となります。どうぞお身体大切になさってください。
【一般的なお歳暮の贈り状文例】
拝啓 年の瀬も押し詰まりましたが、ご一統様にはお変わりなくご健勝のこととお喜び申し上げます。当方も一同いたって健康に過ごしておりますので、他事ながらご安心ください。
平素はお心にかけていただきながらご無沙汰を重ね、申し訳なく存じております。そちらでは暮れのお忙しい日をお過ごしのことでしょう。
本日、日頃のご無沙汰のお詫びも兼ねて、お歳暮のしるしまでに当地の川でとれました鮭をお送りいたしました。ご笑納いただければ幸いでございます。
右、略儀ながら歳末のご挨拶まで。
敬具
【両親へお歳暮を贈る場合の贈り状文例】
今年も残り少なくなり、しだいに慌ただしくなってまいりました。そちらはお元気でお過ごしのことと思います。おかげ様で私どもも皆元気にやっています。どうかご安心ください。
今日、別便にてほんのお歳暮のおしるしにハムの詰め合わせを送りました。お口に合うといいのですが、まあご賞味のほどを。
正月には皆で帰省するつもりでいます。大勢で押しかけ、大変なご迷惑をおかけすることになりますが、どうかよろしくお願いいたします。二十九日を予定としています。
天気予報によると、今年の寒さは厳しいようです。風邪などひかないよう気を付けてください。
まずは歳末のご挨拶まで。
文例を参考に自分の言葉で書くと良いですね。
両親に宛てて書く場合は、もう少しくだけた方が親しみやすいかもしれませんね。