近況報告のはがき(手紙)書き方・文例
「近況報告のはがき」(手紙)とは、なにか特別な内容のものではなく、自分の現在の安否や挨拶など、相手との親交を深めるためのものとなります。
何気ない日常の内容となるので、あまり硬くならずに気軽に自分の言葉で近況報告しましょう。
相手と遠く離れていて、頻繁に会う事ができない相手などに送ります。
いつも会っていないと、なかなか電話しにくいものですし、今の相手の状況も把握できないので、はがきを送り自分の現在の状況等を伝えると、相手の方も安心しより親交が深まるものではないでしょうか。
ポイント1
現在、自分がしていること(仕事内容や趣味など)、元気で過ごしていることなど、日常の事を書きましょう。
ポイント2
一方的に自分の事ばかり書くのではなく、相手のことを思いやることが大切です。
楽しい内容になることを心がけましょう。
ポイント3
旅先から出す場合は、その土地ならではの事柄を盛り込むと、楽しく興味引く内容となりますね。
ポイント4
近況報告のはがきは、日常の内容のもので特別な用件ではないため、相手に対して無理に返事を求めるような内容にならないように気をつけましょう。
【近況報告のはがき(手紙)書き方】
①頭語
②時候の挨拶
③相手の安否を尋ねる言葉
④近況報告など自分の様子を伝える
⑥相手の健康を気遣う言葉
⑦結びの言葉
⑧結語
友人や親しい間柄の方に出す場合が多いので、①⑧は省略してもいいでしょう。
頭語・結語は、出す相手によって変わります。
「前略」は目上の方に対しては失礼になるので気をつけましょう。
頭語と結語を参考にしてください。
【近況報告のはがき(手紙)文例】
◆友人への近況報告文例
ご無沙汰しています。お変わりありませんか。
こちらは相変わらずの毎日ですが、年のせいでしょうか、体力の衰えを感じていますよ。
今では白髪チェックが毎日の日課となっているほどです。本当年にはかないませんね。
あなたがそちらへ引っ越した後、新しくコンビニや飲食店などが一気に増えたんですよ。
私の家の周りは田んぼだらけだったのに、今では目の前がスーパーになってしまいました。
便利にはなりましたが、やっぱり騒がしくなりました。
町の変わりように、あなたが見たら驚くことだと思います。
ぜひまた遊びに来てくださいね。
今度会える日を楽しみにしています。
では、また。
◆恩師への近況報告文例
拝啓
朝夕の風に涼味が感じられるようになってまいりました。
先生にはお元気でお過ごしのことと存じます。
卒業、就職をしてから、あっという間に1年が過ぎてしまいました。
今の仕事にもようやく慣れたようで、営業という仕事にやりがいを感じているところです。
先生に鍛えられましたから、ちょっとやそっとの事ではへこたれませんね。
これからも懸命に頑張っていくつもりです。
季節の変わり目です、どうかくれぐれもご自愛ください。
また近況報告させていただきます。
敬具
近況報告のはがきは、親しい間柄の方に送るものなので、もっと親しみやすい普段の言葉で構いません。
しかし、目上の方などに送る場合は敬語の使い方など気をつけましょう。