ご機嫌うかがいのはがき書き方・文例
「ご機嫌うかがいのはがき」(手紙)は、なにか特別な内容のものではなく、
なかなか会ったり電話で話したりすることができない相手に対して、
ご無沙汰になっていることを詫びるものです。
「ご機嫌うかがいのはがき」は、
主に目上の方やお世話になった方に対して出すものとなります。
そのため、「近況報告のはがき」と比べると少し丁寧になります。
【ご機嫌うかがいのはがき(手紙)書き方】
①頭語
②時候の挨拶
③相手の安否を尋ねる言葉
④近況報告など自分の様子を伝える
⑥相手の健康を気遣う言葉
⑦結びの言葉
⑧結語
頭語・結語は、出す相手によって変わります。
「前略」は目上の方に対しては失礼になるので気をつけましょう。
頭語と結語を参考にしてください。
【ご機嫌うかがいのはがき(手紙)文例】
◆先輩へのご機嫌うかがい文例
ご無沙汰いたしております。
お変りなくお過ごしのことと存じますが、その後おうかがいもいたさず申し訳ございません。
おかげ様で私は元気でやっておりますのでご安心ください。
昔、毎日のように先輩のお宅へお邪魔して、ご迷惑とも知らず夜中まで飲み明かしていたことが、なつかしく思いだされます。
その頃、○○ちゃんはまだ1歳くらいでしたが、今年はもう中学生ですね。
さぞや大きくなったことでしょう。もう、私の事は忘れてしまったでしょうね。
先日、あの当時の飲み仲間である●●くんにばったり会い昔話に花を咲かせ、なつかしい名前が出てまいりましたので、ついこらえ切れずお手紙を差し上げた次第です。
まずは長らくのご無沙汰のお詫びとご機嫌うかがいまで。
◆お世話になった方へのご機嫌うかがい文例
拝啓
白露の候、皆様お元気でお過ごしのことと存じます。
平素はご無沙汰ばかりで、誠に申し訳ございません。
おかげ様で、私は元気にやっておりますのでご安心ください。
お世話いただきました○○会社では、楽しく勤務させていだたいております。
先日は、新しいプロジェクトにも参加させていただき、ますますこの仕事への意欲を高めております。
本当にいい職場をご紹介いただいたと感謝いたしております。
ありがとうございました。
ご無沙汰のお詫びかたがたお礼申し上げます。
敬具
◆保証人の方へのご機嫌うかがい文例
ご無沙汰いたしております。お元気でお過ごしのことと存じますが、ご機嫌いかがでしょうか。
大変なお世話をおかけしながら、忙しさにかまけてご無礼申し上げ、誠に恐縮に存じております。
あお節は、あなた様に保証人になっていただき、まことにありがとうございました。
おかげ様で、無事難局を乗り越えることができました。
今では会社経営も軌道に乗り、返済も計画通り順調に進んでおります。
今後もどうかよろしくご指導のほどよろしくお願い申し上げます。
ご機嫌うかがいかたがたあらためてお礼にまいるつもりでおりますが、まずは書中にてご無沙汰のお詫びを申し上げます。