開業・開店祝いのはがき(手紙)書き方・文例
「開業・開店祝いのはがき」(手紙)は、親しくしている友人、知人、親戚などが新しく開業やお店などを開店した際に、喜びと応援の気持ちを伝えるものです。
お祝いのはがき(手紙)を出してから、贈りものを送るようにします。
開業・開店祝いの贈り物と言えば、御祝花や縁起物が多いようですが、事務所やお店のイメージなども考慮して贈るものを選びたいものですね。
親しい間柄であれば、現金を贈ってもマナー違反ではありません。
参考までに、目安の金額をご紹介しましょう。
◆金額の目安◆
・親、子、親戚、祖父母、から贈る場合・・・・・・・1万円程度
・友人、知人から贈る場合・・・・・・・・・・・・・・・・・5千円程度
◆水引の種類◆
・紅白の蝶結び
表書きは「祝御開店」「祝御開業」「祝御発展」とします。
◆贈る時期◆
開店披露に出席する場合は当日に持参します。欠席する場合は開店する数日前に贈るようにします。お祝いの品を贈る前にお祝いのはがきを出しましょう。
開店花などを贈る場合は、開店当日に贈ります。
【開業・開店祝いのはがき文例】
(一般的な開業祝い文例)
拝啓
春暖の候、ますますご清栄の段、お喜び申し上げます。
さて、この度いよいよ独立、開業をされることになりましたこと、誠におめでとうございます。
かくも早く宿願を果たされたのも、日頃のご努力の賜物と心から敬服いたしております。
この業界はことのほか競争が激しく、一日たりともおろそかにできません。
新しいソフトの開発ができなければ、生き残れない厳しい状況に直面しています。
そのような現実を踏まえながら、少人数でご出発なさることは、まさにフロンティア精神としか申しようがありません。もっともそれは、自信に裏打ちされているからこそできるものでありましょう。
その勇気あふれた推進力に期待するものであります。
一層のご奮闘とご隆盛をお祈りし、ご開業のお祝いを申し上げます。
敬具
(知人への開店祝い文例)
拝啓
ただ今春風に乗って嬉しいご通知がまいりました。お元気のご様子何よりに思います。
当方もしごく元気にやっていますのでご安心ください。
さて、以前から念願されていたラーメン屋を開店された由、誠に喜ばしく心からお祝い申し上げます。
脱サラは誰しもの夢ですが、サラリーマン生活を思い切ることはなかなかできるものではありません。
毎月一定の収入があるということは、現代人にとってほとんど当たり前のことになっています。
しかし、その安定した生活を投げ捨て、自分の思ったことをやり遂げられた勇気と信念の強さに敬服いたします。
本当におめでとうございます。
千客万来をお祈りいたしております。
敬具
(友人への開店祝い文例)
開店おめでとう。心からの拍手を贈ります。
過日案内していただいた場所は、素人の私が見ても貴兄の商いには理想的な場所だと思いました。
お店の内装もとてもセンスがよく素敵で、とてもいいお店だと思います。
これは絶対繁盛間違いなしですね。
どうか自信を持って素晴らしいお店にしていただきたいと思っています。
近々、皆でお祝いに駆けつけます。いろいろ苦労はあると思いますが、どうか頑張ってください。
重ねておめでとう。