結婚祝いへのお礼のはがき
「結婚祝いへのお礼のはがき」とは、結婚するお祝いとして、
お金や品物をいただいた方へ、感謝の気持ちを伝えるためのはがきです。
結婚祝いをいただいたら、すぐにお礼の手紙を出しましょう。
お祝をいただいた方と、どの程度のお付き合いがあるか、
お祝をいただいた時期に応じて、お礼の手紙だけでなく、
品物を渡す場合があります。
◆結婚披露宴の前にお祝いをいただいた場合は、
結婚披露宴に招待することで、お料理や引き出物がお返しとなります。
◆結婚披露宴に招待できなかった場合は、
結婚後1か月以内に「内祝」(うちいわい)として、品物をお送りします。
その際の「のし」は紅白の結びきりにし、
いただいた金額の半額か、3分の1程度の金額が目安となります。
◆職場の方からなど、大人数からまとめてお祝いをいただいた場合は、
新婚旅行のお土産を渡したり、新居に招いたりすることでお返しとなります。
◆品物ではなく、電報などをいただいた場合は、
すぐに感謝を伝えるお礼のはがきを出すようにしましょう。
【結婚祝いのお礼のはがき・書き方】
①時候の挨拶
②相手の安否を尋ねる言葉
③お礼の言葉
④自由文(喜んでいる様子を伝える)
⑤お付き合いや支援をお願いする言葉
⑥相手の健康を気遣う言葉
⑦結びの言葉
⑧日付
⑨自分の名前(差出人)
⑩相手の名前(宛名)
【結婚祝いへのお礼のはがき文例】
●姉の姑からお祝いをいただいた場合
ようやく春の歩みも早まり、暖かさも増してまいりました。
ご機嫌よくお過ごしのご様子なによりと存じます。
いつも姉がお世話になっておりますのに、この度は私にまでお心遣いいただきありがとうございました。
お気持ち大変嬉しく、大切に使わせていただきます。
本来ならば伺ってお礼申し上げるところ、書中にて失礼いたします。
これからは2人力を合わせて、温かい家庭を築いていきたいと思っております。
今後とも、ご指導よろしくお願いいたします。
季節の変わり目ですが、どうかご自愛くださいませ。
かしこ
○月○日
新婚 花子
○○○○様
●友人から結婚祝いをいただいた場合
あじさいの色が美しく映える季節となりました。
この度は、素敵なペアグラスをありがとうございました。
素敵なデザインで、2人ともとても気に入っています。
お酒好きの私たちにはぴったりで、早速使わせていただいております。
新居もようやく片付きましたので、是非遊びにいらしてくださいね。
ひとことお礼まで
新婚 太郎
花子
中野 よしこ様
POINT!
①感謝の意は素早く伝える事が大切です。
少なくとも1週間以内には御礼状を出しましょう。
②大げさに感謝するのは、相手に対して不快感を与える場合があるので、
さりげなく感謝の意を伝えるように注意しましょう。
③ただ、「ありがとうございました。」だけではなく、
近況や、いただいたお祝いの品についても「素敵なデザインで」など、
具体的に喜んでいる様子を伝えるようにしましょう。
お礼の手紙で一番大切なのは、すぐに感謝の意を伝えることです。
はがきを書くのが苦手でも、手書きで書くようにすれば
必ず相手には気持は伝わると思いますよ。
友人などには、堅苦しく考えずに自分の言葉で感謝の意を伝えましょう。