お礼のはがき(手紙)書き方・文例

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お礼のはがき(手紙)書き方・文例

「お礼のはがき」(手紙)とは、相手からの好意に対して感謝の気持ちを表すはがき(手紙)のことです。

子どもの入学、卒業、結婚、出産、お見舞い、お中元、お歳暮など、お祝いをいただくことが結構あるものです。

親しい間柄であれば、お礼の電話だけでも良いですが、電話は略式となります。

お礼ははがき(手紙)を出すことがマナーです。

目上の方に対してお礼状を出す場合は、はがきではなく手紙にします。

お礼のはがき(手紙)を出す場合、下記の点に注意するようにしましょう。

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ポイント1

 

お礼のはがき(手紙)は、なるべく早く出しましょう。

感謝の意を伝えるものですから、少なくても1週間以内には出すようにします。

お返しの品を送る場合は、お礼のはがき(手紙)を先に出してからお返しの品を送るようにします。

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ポイント2

 

一般的に、御礼状は前文、末文をつけて書くのがエチケットです。

出す相手によって、書き方も変わってきます。

 

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ポイント3

 

変に形式的な言い方は、かえって相手の好意を踏みにじりかねないので、

誠意をこめて感謝の意を表すようにします。

たとえば、親しい間柄であるのに、あらたまった形式的すぎる御礼状だと、

なんだかよそよそしく気持ちが伝わりにくい、ということもあります。

 

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ポイント4

 

大げさに感謝するのは、相手に不快感を与えることもあるので注意しましょう。

たとえば、入学お祝いに図書カードをいただいた御礼状に、

「こんなに素敵なものをいただいて感激です。」というのは、

あまりにも大げさで嫌味のような感じがしますよね。

 

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ポイント5

 

御礼状といっても、ただ「ありがとうございました。」だけではなく、

お祝いの品をいただいたのであれば、その品物をいただいて喜んでいる様子や、

自分の近況報告などを書くことで、相手にも喜びが伝わりやすくなりますね。

 

【お礼のはがき(手紙)書き方】

①頭語

②時候の挨拶

③相手の安否を尋ねる言葉

④お礼の言葉

⑤近況報告など喜んでいる様子を伝える

⑥相手の健康を気遣う言葉

⑦結びの言葉

⑧結語

⑨自分の名前(差出人)

⑩相手の名前(宛名)

 

友人や親しい間柄の方に出す場合、①⑧は省略してもいいでしょう。

頭語・結語は、出す相手によって変わります。

「前略」は目上の方に対しては失礼になるので気をつけましょう。

頭語と結語を参考にしてください。

 

【お礼のはがき(手紙)文例】

様々なシーンに合わせて、一般的な文例を紹介しています。

シーンに合わせて参考にしてください。

 

(出産祝いへのお礼文例)

拝復

涼風爽やかな季節になってまいりました。

ますますご健勝にてご活躍のご様子何よりとお喜び申し上げます。

さて、この度は妻の出産に際し、ご丁重なご祝詞ならびに結構な品をいただき、

厚く御礼申し上げます。

おかげ様で産後の肥立ちもよく、母子ともに健康に過ごしておりますので、ご安心ください。

最初の子は女の子をと望んでおりましたが、そのとおりに生まれてまいりまして大変喜んでおります。

名前は悩んだ挙句、「○○」と名づけました。

さりげなく、親しみやすい名前にしたつもりですがいかがでしょうか。

なお、同封の写真は、生後3日目のものです。

落ち着きましたら、お伺いしてお礼を申し上げる所存でございますが、

とりあえず、書面をもってお礼申し上げます。

     敬具

 

(合格祝いへのお礼文例)

※書けるのであれば、お祝をいただいた本人が書いた方が、相手の方も喜ばれるかと思います。

こちらは、本人が書く文例ですので、参考までに。

 

叔父さん、お元気で何よりです。

この度は僕の高校合格祝いに、高価な時計をいただき本当にありがとうございました。

嬉しくて早速つけています。

これで高校生活は遅刻なしだと思います(笑)

入学式は4月5日です。

高校生活は今から楽しみで、中学時代にやっていたサッカー部に入ろうと思っています。

これからもよろしくお願いします。

お身体大切にしてください。

ありがとうございました。

      斎藤  伸二

 

(栄転祝いへのお礼文例)

拝復

春暖の候、ご健勝にてお過ごしのこととお喜び申し上げます。

日頃はなにかとお心遣いいただきありがとうございます。

さて、この度は私の転勤に際し、ご丁重なご祝詞を賜り厚く御礼申し上げます。

こちらへまいりましてから、仕事の引き継ぎや何やらで慌ただしい日々を過ごしております。

ご出張などで近くにお出の機会がございましたら、是非お立ち寄りください。

それまでには、この付近をご案内申し上げることができると存じます。

皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。

まずはお礼まで。

       敬具

 

(新築祝いへのお礼文例)

拝復

早速お祝いのお手紙ありがとうございました。

また素晴らしい絵画までいただきまして心より御礼申し上げます。

新居と申しましても、猫の額に建てたウサギ小屋みたいなもので、恥ずかしながらようやく雨露をしのげる程度の手狭な住まいでございます。

強いていいところをあげれば、自然に恵まれていることですが、これも遠くに引っ込んだという結果でしかございません。

このような我が家ではございますが、ぜひ一度ご家族で遊びにお出かけください。

近くの川では釣りができますし、少し歩けば山登りも楽しめます。

お子様たちにはきっと喜んでいただけると存じます。

まずは右、お礼まで。

末筆ながら皆様のご健勝を祈り上げます。

             敬具

(開店祝いへのお礼文例)

拝復

秋冷の候、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

さて、この度は開店にあたり、ご丁寧なご祝詞を賜りありがとうございました。

おかげさまでどうにか順調に出発することができました。

なにぶんサラリーマンからの転身でございますので、不行き届きの点も多々あるかとは存じますが、これからも精励努力してまいる所存でございます。

店にはどうぞお気軽に足をお運びくださいませ。

私ども心よりお待ち申し上げております。

今後ともよろしくお引き立てくださいますようお願い申し上げます。

右、まずはお礼まで。

      敬具

 

(退院祝いへのお礼文例)

拝復

闘病中はなにかとご心配をおかけいたしました。

お礼の申しようがございません。

また、この度は私の病気全快に際し、ご丁重なお祝い状までちょうだいいたしまして、誠にありがとうございました。

ただ今は自宅で静養中でございますが、おかげ様でもうすっかり元通りの身体になっておりますので、他事ながらご安心ください。

来月からは職場復帰する予定になっております。

このように早く社会復帰できますのも、静養中に賜りました皆様の温かいお心遣いの賜物だと重ねて感謝申し上げます。

皆様におかれましても、どうぞご健康には十分ご注意くださいますよう切にお願い申し上げ、お礼の言葉に代えさせていただきます。

     敬具

(初節句のお祝いへのお礼文例)

拝復

風薫るさわやかな季節になりました。

皆様にはお変わりなくお元気でお過ごしのご様子お喜び申し上げます。

当方も皆いたって元気にいたしておりますので、他事ながらご安心ください。

さて、この度の長男〇〇の初節句には、ご丁寧なご祝詞と過分なお品をいただき、誠にありがとうございました。

五日には、小さな鯉のぼりを立て、内輪で簡単に祝った程度でございました。

近いうち、お礼かたがたご機嫌うかがいにまいりますが、まずは書面にてご挨拶申し上げます。

末筆ながら、皆様のご多幸とご健勝をお祈り申し上げます。

       敬具

 

(成人祝いへのお礼文例)

成人のお祝いありがとうございました。

晴れて成人となれましたのも、皆様のおかげと感謝いたしております。

これからは大人という自覚を持って生活してまいります。

是非今度、お酒を飲みに連れて行ってくださいね。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

まずはお礼まで。

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