災害見舞いのはがき(手紙)書き方・文例
「災害見舞いのはがき」(手紙)とは、災害にあわれた知人や友人、親戚などに対して、慰め励ます気持ちを伝えるものです。
ポイント!
①災害見舞いのはがき(手紙)ですから、当然相手の状況や心情を思いやることが大切です。
②見え見えの同情は、相手を不愉快な気持ちにしてしまいかねません。大げさにせず、できるだけ抑えめに述べるように気をつけましょう。
③相手を元気づけるような内容にしましょう。
④書く話題には十分注意して、相手が触れられたくないような事柄は避けましょう。
⑤「重ね重ね」や「たびたび」など、重複する言葉は、「繰り返す」という意味で縁起が悪いものとなりますので、うっかり書いてしまわぬよう注意しましょう。
⑥災害見舞いの場合は、出すタイミングを逃さないようにしましょう。時間がたちすぎると気持ちも伝わりにくくなってしまいます。
災害見舞いのはがき(手紙)の文例をご紹介します。
参考にしながら、自分の災害見舞いはがき(手紙)に書き換えてみましょう。
【災害見舞いはがき(手紙)文例】
◆地震の災害見舞い文例
今朝の新聞で御地が大地震に見舞われたことを知り驚きました。
ブロック塀が倒れたり、看板が落ちたりして予想以上に被害が甚大の様子なので案じております。
お宅には被害などございませんでしたでしょうか。
ご家族の皆様もご無事に避難されましたでしょうか。
ご様子などお知らせいただければ幸いに存じます。
もしご入り用の品や人手が必要なことがございましたら馳せ参じますので、どうかご遠慮なくお申し越しくださいませ。
まずは書面にてお見舞い申し上げます。
◆豪雨の災害見舞い文例
今回の雨台風が、御地に集中豪雨を降らせたことをニュースで知りました。以前、お宅が洪水の被害にあわれたとうかがっていましたので、もしやと思い急ぎペンをとった次第です。
ご様子はいかがですか。
ご被害はございませんでしたでしょうか。ご家族もご無事でいらっしゃいますか。心配でなりません。
被害がないことをお祈りするばかりですが、もし私どもでお役に立てることがございましたら遠慮なくお申し越しください。
取り急ぎご様子までおうかがい申し上げます。
◆火災の災害見舞い文例
今朝の新聞の火災記事を見てびっくりいたしました。
夕べ大火災があったところは、お宅様とは目と鼻の先ではございませんか。さぞ驚かれたことでしょう。
避難や消火などの騒ぎで本当に大変な夜でございましたでしょう。
もしやお宅様にはお障りはございませんでしたでしょうか。
お宅様の所までは延焼はなかったように書かれておりましたが、小さいお子さんもいらっしゃることだし案じております。
無事を心からお祈り申し上げます。
まずは取り急ぎお見舞いまで。
◆風水害の災害見舞い文例
急啓
天気予報の進路が御地の方向へ進んで行ったのは知っていたのですが、今ニュースを見て直撃されたのを知りました。
ひどい暴風雨で、屋根が吹き飛ばされたり、床上浸水した模様がテレビに映っておりましたので、心配になり急ぎペンをとった次第です。
お宅に何か被害はございませんでしたでしょうか。また暴風雨でお怪我などされていませんでしょうか。
ご案じ申し上げております。
ご様子をご一報くだされば幸いに存じます。
右、取り急ぎお見舞い申し上げます。
草々