相手に想いが伝わる「心に響く」メール
引用http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150522-00015311-president-bus_all
別れと出会いのシーズンになると、お世話になった人へ連絡を取る機会も増える。ポイントは相手とのエピソードと自分の思いや感想を盛り込むこと。味気ない文章では心が伝わらない。伝わるメールの書き方を、人材教育コンサルタントである田中淳子さんに、場面別に解説していただいた。
■シーン1:異動する同僚を激励する
【BAD MAIL】
[A]定型文の転用はNG......お仕着せの言い回しなど、ただメールのひな形を転用したような味気ない文章では、心が伝わらない。同僚や同期に対してなら、もっとくだけた文章でもOK。
[B]今後への思いを......相手へのエール、励ましを加えたい。
【GOOD MAIL】
[A]自分の感想をプラス......異動の報を聞き自分がどう思ったかなどを記すのも、相手に対する想いが伝わりやすい。
[B]エピソードを盛り込む......相手との具体的なエピソードをひとつでも記すと心に残る。 . 相手に想いが伝わる「心に響く」メール
■シーン2:転職の挨拶をする
【BAD MAIL】
[A]会社への恨み節は禁句......会社への恨み節など、悪口ととられやすい表現は避ける。
[B]本音と建前は別......「キャリアアップ」「ステップアップ」などの表現は、現会社を踏み台にしているようにもとれるのでNG。
[C]「転職」は「退職」に......「退職」とするほうが無難。
[D]新会社の情報はNG......新会社の情報を盛り込むのはマナー違反。また、名刺など持ち出し不可とする会社もあり、転職後にメールを送るのは本来、問題行動であることを忘れずに。
【GOOD MAIL】
[A]前向きに伝える......退社は「チャレンジ」である、という表現は○。
[B]お礼をきちんと記す......相手とのエピソードを盛り込んだり、お世話になったお礼をきちんと記すと好印象に。
[C]本来は対面、書面で......顧客や取引先などへの挨拶は、本来は直接が礼儀。書面での挨拶状も○。ただし、どちらもできなかった場合には、その旨を詫びるフレーズを必ず添えるのがマナー。
[D]後任を明記する......継続中のプロジェクトなどがある場合、誰が引き継ぐのかを明記し、相手に不安を与えないような配慮をするのが正解。